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本・音楽・映画など

9月25日の夜はZABADAKナイト

 まもなくその日がやって来ます。
 93年のまさにその日(え、もう20年以上も前?!)、吉良知彦・上野洋子の2人組ユニット(デビューの時は3人組ユニットでした)、ZABADAKの“のれん分け”コンサートのあった夜。
 そしてその後、吉良さんがZABADAKを引き継ぎ、上野さんが離脱し、それぞれの音楽活動を始めるに至った日。

 (ちなにみに現在のZABADAKは、吉良さんが奥さまの小峰公子さん(元サポート・メンバー。新居昭乃さんのサポート、プロデュースなどを担当してる保刈久明さんとかつてはKARAKというユニットを組んでいた)を正式メンバーに迎えて活動しています)

 場所は、日比谷の野外音楽堂、通称“野音”(やおん)。上弦の月が上り、アオマツムシの声があたり一面に響いていた夜。
 ZABADAKのコンサートにはこんな場所がまさにいちばんふさわしいと思えるような会場でした。

 しかし当時、音楽どころではない事情を抱えていたわたしは、そんなコンサートがあったことなど知る由もなく。(そのころはまだ耳鳴り持ちにはなっていなかったですがね)
 なので、ふたたび音楽を聴ける状況になったとき、上野さんが脱退というニュースを知った際には、落胆し、ちょっと放心状態にもなったもの。 
 でもこれは、ZABADAKの“解散”ではなく、“のれん分け”なのだ、としばらくしてのち納得するに至ったのでした。
 
 それはビデオでこうして残してくれたこのコンサートがとても素晴らしかったから。

 だからわたしはこの日が来るたび、可能な限り、行けなかった彼らのコンサートを再生して、会場の一員になろうと思うのです。
 年月を経ても、いまだに色褪せないコンサート。 “第2期ZABADAK”とも言うべき、この時期のZABADAKにこだわりたいのも、なによりこのコンサートの雰囲気をも含めての素晴らしさゆえに、です。

 ZABADAKの作品は変拍子の多用など複雑なものが多い、でも楽曲はけしてそういうことを感じさせません。
 ジャンル分けで聴く音楽でもない。
 しいて言えば、ZABADAKの曲はZABADAKというジャンル。時代が経ってもけして古びない曲たちであるとは思います。

 サポート・メンバーも素晴らしい。それぞれがソロでもステージを務められるレベルのひとたちなので、それが集まって形作られる音の素晴らしくないはずがないわけで。

 そしてZABADAKで特筆すべきは、使用楽器の多様さ。

 アコーディオン、マンドリン、マリンバ、ティン・ホイッスル、アイリッシュ・ハープ、ブズーキ、パーカッション類多数、曲によっていろいろな楽器を使い分けています。
 「ZABADAKといえばどんな楽器を思い浮かべますか?」という質問があったら、多くのファンはまず、「リコーダー」と答えるかもしれません。ZABADAKを聴いて初めてリコーダーの実力と可能性に気づいた人も多かったのでは、と思います。
 スプーンまで楽器にしてしまう。上野さんのスプーンづかいは見ていても小気味いい。
 メイン・ヴォーカルである上野さんの声自体がときに楽器のようで、音域が広く、伸びのある高音がとくに美しい。

 わたしが聴き始めたころに比べたら認知度も上がってきたとはいえ、メイン・ストリームにはいないバンドなのでしょうね。彼らの音を“J-POP”なんて呼ぶことすらためらわれますし…。
 (それでも知らず知らずのうちに彼らの音楽や歌声を耳にしている人はじつは多いはず。CMにもずいぶんかかわっていた彼らですから。クレジットが出ないのでわからないだけなんですよ、たぶん)
 無理に人に勧めようとも思いません。ただ、わたしはZABADAKというバンドに出逢えたことはほんとに幸せなことだったと思うだけです。

 というわけで“のれん分け”コンサートより一部を。

 





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